♡バレンタイン特集②♡
失恋する度に何度でも観れる映画(笑)

French Kiss
『フレンチ・キス』(1995年/アメリカ製作)
監督 ローレンス・カスダン
主演 メグ・ライアン、ケヴィン・クライン
あとはジャン・レノ他

ベタな恋愛映画ではありますが、
90年代ラブコメの女王メグライアンのおバカな可愛さと
ケヴィン・クラインの大人なダメ男加減、
舞台のパリ、南仏の雰囲気で、幸せいっぱいの気持ちになれる映画です。

幸せいっぱいの主人公のケイト(メグ・ライアン)は、アメリカ人。カナダ人の彼の元で生活中。
医者の婚約者チャーリーのパリ出張に、飛行機恐怖症のせいで着いていくことが出来ずカナダでお留守番。
そんなある日、待ちわびていたチャーリーからの電話で突如不幸のどん底に。
「運命の出会いが会った。もうカナダには帰らない。」と、アムールの国おフランスで美女との恋愛にハマってしまった模様。

飛行機恐怖症なんて言ってられない。カナダのビザまだ降りていないけど、関係ない!ということで急遽チャーリーを取り戻すためにパリに向かうことに。

飛行機に乗って、自分を落ち着かせようと歌うのは、コール・ポーターの『I love Paris』
本来この歌は、パリは春が素敵~秋も素敵~とパリ大絶賛の歌なのですが、
ケイトは「パリなんて大っ嫌い。フランスのビッチに彼を取られたのよ。」と怒りと悲しみのオリジナルソングに替え歌して歌います。
隣の席に座ったのがリュック・テシエ(ケヴィン・クライン)。
見た目は不潔感満載、キャビンクルーに怒鳴り散らす最悪の第一印象のフランス人でした。
無神経にケイトの恋愛について口出しをし、ケイトは癇癪を起こします。
お酒も入り、2人であれやこれや7時間喋り通しパリに到着。

リュックは、税関を逃れるため、国内持ち込みが禁じられているアメリカ産の葡萄の苗木と、ダイヤモンドのネックレスを持っていましたが、隠すため、無断でケイトのバッグの中へ。
空港を出たあと取り戻すはずが、
なんやかんやあり、リュックはパリの街中でケイトを探し追いかけるハメに。

この苗木とネックレスが物語の重要な役割を担って行きます。リュックの知られざる過去も明らかになります。

このあと、ケイトの彼を追いかけるために、コートダジュールに向かうことになる2人。
徐々に惹かれあって行く、予想通りの展開ではあるのですが…

婚約者と愛人とのキスを見て気絶してしまったり、電車でチーズを食べすぎてチーズがあたり、吐いてしまったり、婚約者を目撃したレストランで転びデザートを全身に浴びたり…
アホでしょ!!とつい突っ込みたくなるケイトがなんだか親近感湧きまくりなのです。(笑)
何としてでも彼を取り返してほしいと応援してしまいます。

そして、盟友であり、敵であるリュックを追い続ける警察官を演じるジャン・レノ。
いい味を出してくれます。

リュックはいつも酔っ払っているし、ドロボーだし、ずーっとタバコ吸ってるし、
何だか、だらしのないフランス人なのだけど、
実は夢を持っていて、もの凄く熱い男。途中からキュンキュンしっぱなし…

リュックを演じている、ケヴィン・クラインですが、
アメリカ人。実はフランス語は母国語でもないし、演技の一環。
少し訛りはあるものの、流暢なフランス語、フランス語訛りの英語のセリフの数々。
完璧にフランス人を演じきっているのが本当に素晴らしいです!!

傷ついた時、
とにかくスカッとしたい時、
あいつを見返したい!と思った時(笑)おすすめです!