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【北サイバー攻撃】
ハッカー数千人、最精鋭は「121局」 ソニー側秘密情報盗む

【ロサンゼルス=中村将】ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)へのサイバー攻撃について、米連邦捜査局(FBI)が北朝鮮による犯行と断定したことで、北朝鮮のハッカー部隊への警戒が強まっている。
「非常に賢明だ」。ハッカー側は、SPE幹部に対し、北朝鮮を風刺した、同社製作の映画「ザ・インタビュー」の公開中止を歓迎する内容のメールを送っていた。米メディアが19日、報じた。ハッカー側が完全に優位に立っていることを物語る言葉だ。
北朝鮮では金正日総書記の時代からハッカー部隊の養成、配備を進めてきたが、金正恩第1書記の時代になってその傾向は強まっている。朝鮮人民軍偵察局や朝鮮労働党作戦部などの工作機関を統合し創設した「偵察総局」の中に数千人規模のハッカー部隊が所属しているとされる。
ロイター通信は脱北者の話として、最精鋭のハッカー部隊は偵察総局の「121局」と伝えた。専門の大学で養成のための特別講義が行われ、優秀な人材を選び、訓練を受けさせる。
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