韓国・仁川で開催され先週閉幕したアジア大会であった韓国寄りの不可解判定などに、タイではいまなお人々の怒りが収まらない。タイ語による批判動画がユーチューブにアップされ、話題を呼んでいる。
タイの「マフィアレコード」と名乗る団体がタイ語で制作した、アジア大会を風刺する動画が大会終盤の1日に投稿されると、閉幕2日後の6日には210万アクセスを突破。動画は「われらがホスト、万歳」というタイトルの“嫌韓ソング”つきで、かなり過激な内容だ。
「ホスト国だ、万歳。金メダルがほしければ金メダルが手に入る」「インチキでバドミントンでは風が吹く」などの韓国風刺が軽妙なタイミュージックで歌われる。レスリング、ボクシング、サッカー、テコンドーなどで韓国選手有利に働いたのではないかとされる「疑惑のジャッジ」の数々がまとめられた動画。歌は日本語、英語、中国語に訳され、各国でも広がっている。
風刺歌の通り、ホスト国の立場を利用し、アジア大会で判定を自国有利に導いているようにも思われた韓国。韓国事情に詳しい文筆人の但馬オサム氏はこう指摘する。
「2002年、サッカーの日韓共催W杯の時、韓国サポーターが翌日の対戦チームの宿舎の周りを取り囲み、夜通し鐘や太鼓で大騒ぎしたり、チームの部屋に無言電話をかけ続けてました。相手は睡眠不足で試合に臨み、コンディション不調で敗退した。これを『開催国が享受する当然の権利』と言い放ったのが、元韓国サッカー協会技術委員だというから二度驚きです」
但馬氏は続けて、「よく、韓国人のアスリートについては『勝敗にしか興味がない』と言われますが、より正確に言うなら『見てくれにしか興味がない』。1位、2位という順位、表彰台に立つという『見てくれ』なのです」とそのメンタリティーを指摘。「韓国の精神文化は上下文化であり、他人をいかに見下すかの文化です。国際大会の主催国になるほど成熟していません」
こんな国で開かれる18年の平昌冬季五輪は、どこまでひきょうな手を使うのかとゾッとする。
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