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「五輪開会式でヘマをした担当者が暗殺」というデマが流行

先日、ソチ五輪の開会式でリングが開かなかったことは世界的な話題になった。本誌は、ロシア国内で見事に五輪が開いた映像の瞬間もお伝えしているが、その際に話題になったのは、「担当者はシベリア送りか」という縁起でもないジョークだ。ところが、このジョークを伝えたブログが世界中に拡散され、見事に広まっている。



オンライン風刺新聞

本誌が確認したところによれば、これは「風刺」であり悪質なジョークだ。元となったあるブログでは、「ソチ五輪の開会式における事故の責任者は、今朝刺殺体で発見された」と伝えられているが、1このブログは、正式なニュース媒体ではなくオンライン風刺新聞だ。同様のニュースは、英語圏で瞬く間にひろがっておりEpoch Timesは注意を呼びかけている。

日本でも、このブログを紹介する記事がアップされており、こちらも多くの人がTwitterなどで拡散しているが、元の記事が風刺だということは分からなかったようだ。いずれにしても、日本では「虚構新聞」がたびたび議論の的になっているが、それは英語圏でも同様な様。「おそロシア」ネタは、多くの人に愛されるネタではあるが、こうした少し悪質なジョークには注意した方が良いかもしれない。

ちなみに、International business TimesなどによるとAP通信もこのネタに引っかかっている。


  1. http://dailycurrant.com/2014/02/08/man-responsible-for-olympic-ring-mishap-found-dead-in-sochi/ []

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