アロンソ、フェラーリの代表交代を風刺？

フェラーリに感動的な別れを告げたはずのアロンソ © Getty Images

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伝説的フェラーリの"ナンバーワン"ドライバーとして5シーズンを過ごしたフェルナンド・アロンソだが、早速チームから距離を置き始めたようだ。

フェラーリは最新の経営改革として24日（月）、マルコ・マッティアッチ代表の退任を発表した。これに対してアロンソは25日（火）に意味深なツイートをしている。

彼はフラビオ・ブリアトーレのある投稿をリツイートしたのだが、それはレストランで食事中の2人が満面の笑みを浮かべている画像だった。ブリアトーレは火のついていないタバコを持っており、テーブル上には開いたマールボロの箱が置かれている。

見ようによっては、マッティアッチの後任で"マールボロ・マン"のマウリツィオ・アリバベーネを暗示しているようにも受け取れる。アリバベーネは『Philip Morris（フィリップ・モリス）』の副社長を務めていた人物だ。

それだけでなく、アロンソはアブダビでチェッカーフラッグが振られてからどこかの時点で、スクーデリア・フェラーリのフォローを外してしまったたようだ。

一方、私服でフェラーリのガレージを訪れたアロンソの後継者、セバスチャン・ベッテルもイタリアチームでのテスト初日にあまりハッピーな様子ではなかった。

それはドイツ誌『Sport Bild（シュポルト・ビルド）』がマッティアッチの離脱について尋ねたときのことだった。ベッテルはどうやらこのニュースを直接知らされていなかったらしい。

「それ本当なの？」と彼は記者に聞き返した。

その後ベッテルはこの重要事項について知らされなかった失望をフェラーリに伝えたという。

最後に、ブラジルの『Globo（グロボ）』がアロンソのレースエンジニア、アンドレア・ステラに対し、彼に続いて来年からマクラーレンに行くのかと質問したところ、ステラははっきり、"イエス"と答えたという。

元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、ベッテルとライコネンという2015年のフェラーリドライバーラインアップに懸念を示す。合わせて5度のタイトルを成し遂げたペアだ。

「キミ・ライコネンのフェラーリ復帰は彼らのドライバーとしては1982年以来ワーストのシーズンだった」とクルサードは『Telegraph（テレグラフ）』に述べた。そして、ベッテルにもまた2014年に"陰りが見えた"と付け加えている。

「彼は新しいフォーミュラが気に入らず、エンジンも気に入らなかった」とクルサードは説明した。「それならそれで結構だが、そうした彼の主張は自身のパフォーマンスにも影響しているように見えた」

ESPN F1