Apple、北朝鮮風刺映画「The Interview」のiTunes配信を拒否

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2014.12.26Apple

こんにちは、yumiです。

北朝鮮がソニー・ピクチャーズエンタテインメントの内部データをハッキングした原因と言われている映画「The Interview」。オバマ大統領をも巻き込み、いま世間を賑わせています。

ソニー・ピクチャーズは一度「The Interviewの上映を中止する」と発表をしましたが、先日「Google Play」や「YouTube」などでの配信が開始されました。

そんな中、iTunesを擁するAppleにもアメリカ政府から「配信してくれないか」と直々の要請が来たようですが、Appleは拒否したとのことですよ。

「The Interview」iTunesでの配信ならず…

「The Interview」は、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺をテーマにしたアクションコメディ映画。

そのブラックな内容に怒った北朝鮮が、製作元のソニー・ピクチャーズエンタテインメントのメールや社外秘文書などをハッキングし、流出させたのではないかと言われています。

さらに、「The Interview」を公開する予定の映画館に対してテロ行為をほのめかすような脅迫も相次いだため、ソニー・ピクチャーズは一度は公開を中止すると発表を行ったのですが、アメリカのオバマ大統領が「中止の判断はミスだった」と発言。

結果、先日からアメリカ国内の「Google Play」や「YouTube」で公開が開始されました。

そんな中Googleと同じく、アメリカ政府から「配信してくれないか」と直々の要請を受けたAppleは、iTunesでの配信を拒否した、と伝えられています。

「Google Play」と「YouTube」での公開に踏み切ったGoogleも、最初は「ハッキングされた経緯を考えると、セキュリティに関する懸念がある」と、協力に乗り気ではなかったことから考えると、Appleも「あまり関わり合いたくない」との気持ちが強いのかもしれません…。

今後iTunesでの配信が行われるかは未定ですが、もし公開されたとしたらみなさんは見たいですか?

参考:CNET, IT Media

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