桑田佳祐「アベーロード」が話題 ビートルズの空耳で政治風刺

人気バンド「サザンオールスターズ」のボーカル・桑田佳祐が2014年12月31日、紅白歌合戦で『ピースとハイライト』という政治性のメッセージが強い曲を歌って話題になった。
これを受けて、桑田が2009年にテレビ番組で歌ったビートルズの曲が再びネット上で話題になっている。この年の5月4日にフジテレビ『桑田佳祐の音楽寅さん MUSIC TIGER』で放送された曲の数々が、政治を風刺しており痛快だという。
話題になっているのは、ビートルズのアルバム『アビーロード』に収録された楽曲に、日本語の“空耳”歌詞をあててメドレー形式で演奏する「アベーロード」が放送された回。桑田はアルバムから16曲を選び、英語の歌詞に似た日本語で、さらに、当時の政治にまつわる内容を歌った。政党に関するもののほか、政策や政局、政治家に関するものなど、幅広い内容だった。
元歌詞:Come together(「カム・トゥゲザー」より)
空耳:公明党ブラザー
元歌詞:Because the sky is blue...(「ビコーズ」より)
空耳:民主党の時代 いつ来る?
元歌詞:Boy, you gotta carry that weight Carry that weight a long time(「キャリー・ザット・ウェイト」より)
空耳:猛威!世は混乱 借金(かり)が増え 負債(かり)が増え 大問題
元歌詞:Joan was quizzical, studied pataphysical Science in the home(「マックスウェルズ・シルヴァー・ハンマー」より)
空耳:事案まずくじける すぐまたまた丸投げる 再燃す不審な法案
元歌詞:Love you, love you And in the end, the love you take Is equal to the love you make(「ジ・エンド」より)
空耳:安倍 安倍 永遠次年度トラブって 美しい国… 夢
この2009年の替え歌について、ネットからは賞賛の声も上がるが、新曲『ピースとハイライト』が替え歌と同一視されそうという懸念の声も出ている。
素晴らしい政治風刺を、Englishからうまーく日本語へアレンジして!桑田やっぱりスゴイ。アベーロードA:字幕つき。 http://t.co/BZpbZaaZGK via @YouTube
— 畠田陽子 医学博士 (@YohkoHatada) January 2, 2015
それからアベーロードは非常に痛快だと思うけど、本来ロッカーとは体制を茶化すスタンスなんだし、そこに類い稀な言語感覚で日本語と英語を合わせた風刺が凄いと楽しむくらいのもの。ガチの運動歌じゃなくて、桑田さんの芸の一つだよね。
— 高橋美穂子 (@roarmihoko) January 2, 2015
昨日、教えてもらって見たけど、最初は面白かったけど、飽きた。今話題にするとピースとハイライトが同一視されそうで勿体無いな〜
RT @Reeedock: 桑田佳祐さん、凄いっ!! ビートルズのアビーロードの替え歌で風刺歌「アベーロード」
#nowplaying...
— ジュンツカ a.k.a ganymean (@juntukada) January 4, 2015
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