30日、SEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)の中心メンバーである奥田愛基氏が自身のTwitter上でシリア難民を風刺した画像を取り上げ、「あり得ない」と批判した。

事の発端は先月10日、「ホワイトプロパガンダ漫画家」と称するはすみとしこ氏を応援するFacebookコミュニティ「はすみとしこの世界」に投稿された1枚の風刺イラストにある。

この投稿では、世界的に有名となったシリア人難民・アイランちゃんの一家が取り上げられている。3歳のアイランちゃんはトルコからギリシアに密航する際に溺死しており、海岸に打ち上げられた遺体写真は世界で大きな反響を呼んでいる。

アカウントは、アイランちゃんの一家を「自称シリア難民」と表現し、「実はトルコ在住家族で、トルコ政府から無償援助を受け取っていた」とし、ギリシャへの渡航についても、母親が母子家庭を装って難民申請し、相手国に定住した後でシリアに残った父親を呼び寄せる計画だった、とも推測している。なお、こうした推測にいたった根拠については明かされていない。

アカウントはこうした文言とともに、イラストを添付している。そのイラストは、うつむき加減で薄ら笑いを浮かべる難民児童を描いたもので「何の苦労もなく生きたいように生きていきたい 他人の金で」「そうだ 難民しよう!」といったテキストが配している。

 ってか、あのシリア難民?ほとんど「移民」だろw 不幸にも溺死してしまった自称シリア難民のお子さん一家は、実はトルコ在住家族で、トルコ政府から無償援助を受け取っていた。パパは船には乗っていずトルコに残り、ママと子どもだけが乗船。先に母子家庭を装って難民申請→定住GETし、後からパパを呼び寄せる手筈だったのではないか、との疑い。

Posted by はすみとしこの世界 on 2015年9月9日


奥田氏は自身のTwitterにおいてこの画像を引用し、「難民の話で、こういうのがFacebookでシェアされてた。あり得ないでしょ」と一言批判を加えた上で、Facebookの運営に対して通報するよう訴えている。
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