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過激派関与の断定「尚早」 米風刺画展襲撃で報道官

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過激派関与の断定「尚早」 米風刺画展襲撃で報道官

 アーネスト米大統領報道官は5日の記者会見で、南部テキサス州で発生したイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画展襲撃事件に過激派組織「イスラム国」が関与したかどうかを断定するのは「時期尚早だ」と述べ、連邦捜査局(FBI)などの捜査を見守る考えを表明した。

 同組織は5日、運営するラジオ局を通じて犯行を主張する声明を発表した。だが、アーネスト氏は「FBIと情報機関が引き続き捜査中だ」と述べ、同組織と事件の関連はまだ裏付けられていないとの認識を示した。

 同時に、イスラム国を含む過激派がソーシャルメディアを駆使して米国を含む世界中の人々と接触しようとしていると指摘。捜査当局などと連携して警戒を続けると強調した。

 ロイター通信は5日、米当局者の話として、襲撃事件の容疑者2人は同組織の指示を受けて実行したのではなく、同組織に感化されて犯行に及んだとの見方を伝えた。(共同)

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