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パリの新聞社で銃乱射 12人死亡 イスラム国や金正恩氏を風刺(画像)

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フランスのパリにある政治風刺の雑誌「Charlie Hebdo」の本社に銃を持った2人の男が乱入し、少なくとも12人が死亡、多数の負傷者が発生し、5人が重体となっている。BBCが報じている。

フランス警察は12人死亡、そのうちジャーナリストは10人、警官が2人と発表した。

フランスの新聞「リベラシオン」によると、警察は「5人が重体で、危篤状態となっている」と述べた。また、「銃を持った男たちは目に見えるものを無差別に銃撃した」と述べている。

地元警察の発表では、襲撃した男は2台の車で逃走した。

フランスの新聞「フィガロ」は、銃を持った男たちはAK-47と見られる自動小銃を持ち、黒ずくめだった。警察と銃撃戦をしている模様も、Twitterに投稿されている。警察は複数の目撃者が犯人がロケットランチャーを所持していたと証言している件については確認していないと述べた。

フランスのオランド大統領は「多くのジャーナリストと警官が殺害された」と言い、「あらゆる手を使って犯人を追跡する」と述べた。フランスでは国内の警戒レベルを最大に引き上げられている。

イギリスのデヴィッド・キャメロン首相は議会の首相討論で今回の攻撃を「野蛮な行為」として強く非難した。

「詳細はまだ不明だが、イギリス議会と英国連邦はあらゆるテロリズムに対抗するためフランス国民との連帯を表明する。そして我々は正面から言論の自由と民主主義を支持する」と述べた。

Charlie HebdoのTwitterアカウントでは、イスラム国や北朝鮮を風刺するイラストを投稿している。

AFP通信によると、今回の銃乱射事件でフランスで最も有名な漫画家4人が死亡したとみられる。

そのうちの1人は編集長のステファン・シャルボニエさんと見られる。シャルボニエさんは雑誌のトップ漫画家で、2014年にアルカイダの広報誌「Inspire」の「アルカイダの殺人リスト」に名前が載った。

charlie hedbo
エディターのステファン・カボニエールさん

他の3人の死亡した漫画家は、デンマークの新聞にムハンマドの風刺マンガを描いて解雇され、「Charlie Hebdo」の表紙カバーにイラストを担当していたジャン・カブ―さん、「ティグノス」というペンネームで知られるベルラーク・ベルナールさん、「リベラシオン」や「パリスマッチ」などで漫画を描いていたジョルジュ・ウォリンスキさん。

襲撃されたCharlie HebdoのTwitterに投稿されている画像は以下の通り。

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フランスの風刺雑誌の会社で銃乱射
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