Oddly Enough
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[ベルリン 6日 ロイター] - 映画撮影のためにヒトラー役でドイツ国内を4週間まわった俳優は、多くの人から驚くほどの温かい歓迎を受けたことに困惑している。
ドイツで今週、ティムール・ヴェルメシュが2012年に発表した風刺小説「帰ってきたヒトラー」を映画化した作品が封切られる。
この映画でヒトラーを演じた主演男優のOliver Masucci氏は、ヒトラーのトレードマークだった口ひげをつけ、監督やクルーとともにドイツ国内をまわったが、撮影を通じてドイツ国民が右傾化していることを感じたという。
監督のDavid Wnendt氏はテレビ番組のインタビューで、これほどまでに多くの人がヒトラーに対して前向きの反応を示し、彼を受け入れることができるということは理解できない、と述べた。
映画ではヒトラーが笑顔の人たちに囲まれ握手をする様子や、一緒に写真を撮るシーンなどがある。Masucci氏は、多くの人はカメラがまわっていることをすぐに忘れ、ヒトラーに楽しそうに話しかけてきた、と撮影の様子を語った。
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