#INDEX CONTENTS 使い方 サイト内検索 copyright From Japan RSS(All) RSS(Selected) 本文の先頭へ LNJ Logo 反戦を貫いたムーミンの作者 トーベ・ヤンソン Home 検索 ________ Search Button Menu ホーム すべてのニュース Labornet TV コラム/エッセイ キャンペーン イベントカレンダー 海外の情報 韓国の情報 リンク From Japan レイバーネット日本 メニュー非表示 入会希望者はこちらへ おしらせ ★レイバーネットTV [tv.jpg] ★English Page [english4.jpg] ★レイバーネット川柳班 [senryu3.jpg] ★レイバーフェスタ [festa2] __________________________________________________________________ ■福島原発事故関連サイト 原子力資料情報室・たんぽぽ舎・岩上チャンネル(IWJ)・福島事故緊急会議・OurPlanet-TV・経産省前テントひ ろば・ラジオフォーラム・フクロウFoEチャンネル・田中龍作ジャーナル・UPLAN動画 ■戦争法案反対情報 総がかり行動・シールズ・高校生デモ ■YouTube(レイバーネットTV) __________________________________________________________________ ●ニュースレター (No.65・pdf) (2015/11/26) ●「牧子嘉丸のショート・ワールド」第26回(2015/12/29) ●「根津公子の都教委傍聴記」(2015/12/10) ●「松本昌次のいま、読みつぎたいもの」第4回(2016/1/1) ●「木下昌明の映画の部屋」第210回(2015/12/21) ●川柳「笑い茸」NO.58(2015/12/22) ●「飛幡祐規 パリの窓から」第33回 (2016/1/1) ●「黒鉄好のレイバーコラム・時事寸評」第24回 (2015/10/31) ●江藤正修・H.Shima・小林たかし・ 立山学 [laborfist.jpg] 世界のLabornet アメリカ、 中国、 イギリス、 ドイツ、 オーストリア、 韓国、 カナダオーストラリア、 デンマーク、 トルコ、 日本 User Guest ログイン 情報提供 News Item 1115tobe Status: published View Share IFRAME: //www.facebook.com/plugins/like.php?href=http://www.labornetjp.org/news /2014/1115tobe/newsitem_view&send=false&layout=button_count&show_faces= true&font=arial&colorscheme=light&action=recommend&height=21&appId=2926 28640749279 Tweet 反戦を貫いたムーミンの作者 トーベ・ヤンソン                     佐々木有美 [tobe03]  ムーミン・シリーズの作者トーベ・ヤンソンの生誕100年を記念する展覧会が横浜で開かれている。日本では1960年代末と1990年代にアニメシリ ーズが放映され、今では誰もが知る、愛と平和の象徴のようなムーミン。しかしこのムーミンの前史には、つらく厳しい日々があったことを、この展覧会で知 った。トーベ・ヤンソンは1914年にフィンランドで生まれ2001年に亡くなっている。芸術家の両親のもと、自由な環境で育てられ、15歳から政治風 刺雑誌「ガルム」(写真下)で挿絵を描き始めた。彼女は1930年代から戦後まで、同誌に数百点もの風刺画を寄せているという。 [tobe04]  フィンランドは1939年から44年までソ連と闘い、1944年にはドイツとの間にラップランド戦争が起こる。トーベは、その間スターリンやヒトラー の風刺画を実名で描き続けた。ある画には、幾人ものヒトラーが食べ物や家具や日常品のあれこれまで荷車などで運びさっていく風景が描かれている。ヒトラ ーは何とも卑屈なコソ泥に成り果てている。背中に鍵十字をつけた黒い顔の人間たちが、列をなして塔のような工場に入っていく画がある。彼らは工場の上か ら出てくるときには天使のような姿に変わっている。これはフィンランドの親ナチ勢力が、ドイツの敗戦を前に何の反省もなく変身したことを痛烈に皮肉った 画だ。昨日まで戦争遂行に血道を上げていた日本人が敗戦を機に、にわか民主主義者になったという話を思い出させる。 [tobe06]  ムーミン童話の初期の作品には、子ども向けの話としては、かなり重たく恐い世界が展開している。「ムーミン谷の彗星」(1946年)は、巨大彗星の直 撃で滅ぼされそうになるムーミン谷の住人たちが、洞窟に避難する話。世界の終わりに恐怖するムーミンたち。これはトーベが直に体験した戦争の恐怖そのも のではないか。それでも彼女は、ファシズムと戦争に、鋭い批評精神で対峙し続けた。同じ危機の時代を生きる者として、その勇気と誠実を胸に刻みたい。 [tobe05]  展覧会には、トーベの油絵の自画像(写真上)が何点もあった。どれも意思の強そうな厳しい表情をしている。子どもの頃から、誰にも理解されないと悩み 続けた彼女の姿は、孤高の輝きを放っていた。 (展覧会は、「横浜そごう」で11月30日まで、その後全国各地へ)     __________________________________________________________________ Created by staff01. Last modified on 2014-11-16 01:16:34 Copyright: Default __________________________________________________________________ このページの先頭に戻る __________________________________________________________________ レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は 宛にお願いします。 サイトの記事利用について __________________________________________________________________