【サンパウロ2日(日本時間3日)=清水優、エリーザ大塚通信員】ブラジル政府が当初予算の3倍ともいわれる250億レアル(約1兆1200万円)超
をつぎ込んだサッカーW杯ブラジル大会開幕を前に、ある壁の落書きが話題を呼んでいる。サンパウロ市内の学校の門にスプレーで描かれたグラフィティ(落
書き)アートで、おなかをすかせた子どもが、サッカーボールを前に涙を流す様子を描いてある。国民の不満を表現した風刺画として、インターネットを通じ
て世界中に拡散している。