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2014/08/02(土曜) 18:03

パレスチナ人風刺画家の残したメッセージ

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パレスチナ人風刺画家の残したメッセージ

皆様は、芸術や文学が人生の逆境においても情熱をもたらし、人間に希望を持たせることができる、ということをご存知でしょうか?多くの人々は、戦争状態


し、これらの物語を読んでいくと、読者は最終的には息苦しさを感じることになります。

風刺画家ナージー・アルアリー略歴

最近、世界のトップニュースやニュース映像の多くは、イスラエルのガザ攻撃に関するものです。しかし、今から27年前も、世界ゴッツの日を迎える中、イ
ギリス・ロンドンで、パレスチナ人の風刺画家ナージー・アルアリーが暗殺された、というニュースが報じられました。

ナージー・サリーム・ホセイン・アルアリーは1936年、パレスチナ・アルシャジャラ村に生まれました。彼は1948年、家族や地元の人々とともに、レ


「私は、シオニストとの間の問題を解決することには賛成だが、彼らと和解するつもりはない。私は、パレスチナの解放に賛成である。この場合、パレスチナ
はガザ地区とヨルダン川西岸地域には限定されない。ハトとオリーブの小枝は、平和の象徴として世界中に知られているが、パレスチナに関する我々の法的な
権利については、誰も知らないのである。また、風刺画というものは、単なる表明ではなく、何かを奨励し、啓発し、また自分の望むところを表明するもので
ある。風刺画家は、人々と政府の間の距離をなくすよう努力する使命を負っている。私の作品は決して、見る人を楽しませるだけで終わってしまってはならず
、見る人を考えさせるようでなければならない。私がデザインにおいて決して譲れない一線とは、イスラエルへの屈服である」



アルアリーの作品に見る「人権の無視」

ナージー・アルアリーの風刺画において非常に注目されているテーマの1つに、社会における人権の無視が挙げられます。彼は、様々な字体や幾何学的なデザ
インで、法律を人権にとって明白なものとして描いており、人権を無視することによる惨事を示しているのです。彼の深い内容を持つ風刺画は、支配者がそう
した災いを引き起こしておきながら、非難されることは受け入れないという問題、そして、圧制者は人権の無視を隠蔽するが、抑圧されている人々はそうした
事実を追求している、というテーマを扱っています。ナージー・アルアリーのある作品では、主人公のハンザラ少年が新聞記者に、民主主義に関する今日の記



ガザ地区の子どもたちがイスラエル軍により殺害されている現在、爆弾や拳銃でも殺すことの出来ないパレスチナ人の子どもがいます。その少年は、ナージー
・アルアリーの生み出したハンザラ少年であり、ナージー・アルアリーは最も辛い、しかも後世にまで残る風刺画を生み出しました。現在、彼が殉教してから
27年が経ちますが、未だにパレスチナ人の子どもたちは、シオニストに苦められています。しかし、その一方で、風刺画の中のハンザラ少年は今もってパレ
スチナの解放を信じており、その日が近いうちに訪れることを確信しているのです。
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