* 2015年09月15日 08:07

仏「シャルリエブド」誌がアイランちゃんの写真を題材にした風刺画を掲載

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(ツイッター画像より)
 フランスの風刺雑誌「シャルリエブド」の最新号が、トルコの海岸で見つかった、シリアからの難民男児アイラン・クルディちゃん(3歳)の遺体画像を風
刺画のトピックとして描いている。ツイッターを見ると、「気持ち悪い」「恥を知るべきだ」などの声が出ている。(*Aylan=アイラン=ちゃんは
Alan=アラン=と表記されることもあるようです。)


画像では顔の正面は見えなかったが、アイランちゃんは小さな体を通して、欧州に渡ろうとする難民たちの姿を生々しく伝えた。子供がある人もない人も、心
を動かさずにはいられない光景だった。
  このアイランちゃんの画像をもとに、シャルリエブドは2つの風刺画を掲載した。
 その一つは「移民さん、ようこそ」という題名がつき、横たわる子供のイラストの左上に、「ゴールにとても近かったのに・・・」という文字が書かれてい
る。その右隣にはマクドナルドの看板が描かれている。看板には、「子供たち二人のメニューを、一人分で」(買える)というプロモーションがある、と書か
れている。
 
もう1つの風刺画は、題名が「欧州がキリスト教信者である証拠」。左側にキリストと見られる人物が立っている。その右横には、半ズボンをはいた、子供ら
しい人物が海の中に頭を突っ込んでおり、半ズボンと足だけが見える。キャプションが付いていて、「キリスト教徒は水の上を歩く。・・・イスラム教徒の子
供たちは沈む」。
 果たして、これが風刺なのだろうかー?筆者はこの二つの風刺画をネットで見ただけで、実際の雑誌を手に取っていないので、ほかに関連の表記があるのか
どうかは分からない。
 
しかし、もし風刺の目的が「権力者を批判する・笑う」のであれば、これは風刺には当たらないだろう。弱者を笑っているように見えるからだ。イスラム教徒
を差別的に描いているようにも見える。
 いったい何が面白いのかなと個人的には思うが、何か深い意味があるの「かも」しれない。あるいは、ないのかもしれない。状況が分かる方に教えていただ


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+ イスラム教
+ 風刺
+ シャルリー・エブド