2015年3月2日(月)

表現の自由 -フランス風刺新聞、宗教批判は権利か罪か

PRESIDENT 2015年3月2日号



中世フランスではカトリックが絶大な権威を持ち、他の宗教は迫害を受けてきた。しかし、宗教革命を経てカトリック批判はタブーでなくなり、フランス革命
で表現の自由は市民の権利として確立された。市民が体を張って神を批判する権利を手に入れた歴史的経緯があるので、イスラム教の預言者ムハンマドを風刺
することも正当な権利と考え、それを脅かされることに強く反発したというわけだ。