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「シャルリー・エブド」の風刺画はヘイトなのか?

投稿日: 2015年01月15日 17時07分 JST 更新: 2015年03月16日 18時12分 JST


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んな事例ではない。

シャルリー・エブドの漫画を全体的に眺めてみよう。絶対に人種差別的ではない。シャルリーの風刺と揶揄はもともとローマ法王、ラビ(ユダヤ教指導者)ら
、全ての宗教が対象だった。2006年に、デンマークの雑誌に載ったイスラムの預言者ムハンマドの風刺画を転載して脅迫を受けたため、イスラムの預言者
ムハンマドを扱う頻度が高まっただけだ。あえて規定すれば、シャルリーは世俗主義的で、宗教の原理主義的な傾向に敵対的だった。変化のためにはあらゆる
権威に挑戦しようとする「骨の髄まで」左派であり、そういう権威を聖域化しようとするすべての体制に反対することから、すべての権威的な宗教が対象とな


界の多くのイスラム教徒が断固として非難している。

シャルリー・エブドが風刺漫画を掲載する表現の自由は、自分たちの国を改革しようとするイスラム教徒のためにも保護されなければならない。今回の事態の
根底は「文明の衝突」ではなく、宗教的聖域を守ろうとする者たちが、宗教がより人間中心になることを望む者たちに報復を加えただけだ。