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【パリ銃撃】メディアは風刺漫画をどう掲載したか 各社で分かれた判断

The Huffington Post | 執筆者: Ryan Grenoble


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フランスの「シャルリー・エブド」紙の本社で、1月7日(現地時間)に12人の死者を出す銃撃事件が起きたことを受け、多くの報道機関で預言者ムハンマ
ドを描いた風刺画の掲載を控える動きが出ている。

たとえばアメリカの「ニューヨーク・デイリー・ニューズ」紙のウェブサイトは、この銃撃事件を扱った記事で、「シャルリー・エブド」紙の一面の画像にぼ


— The Telegraph (@Telegraph) January 7, 2015

CNNも、イスラム教徒に不快感を与える可能性がある「シャルリー・エブド」紙の風刺漫画を表示しないことを決めた。ポリティコの別の記事によれば、C
NNの編集担当シニアディレクター、リチャード・グリフィス氏は、7日午後にスタッフに向けた連絡で、記者たちに「(画像に代えて)そうした風刺漫画を
言葉で詳しく説明する」ことを奨励した。



クスマンは、同社の「挑発を意図した画像は配信しない、という以前からの方針」に沿った対応だと答えている。

そうした動きとは対照的に、風刺漫画の画像をそのままの形で掲載している報道機関もある。たとえばニュースサイトの「デイリー・ビースト」は、「衝撃的
なエブドの表紙16選」を集めたギャラリーを作成した。ハフポストUS版も同様の記事を掲載した。

「シャルリー・エブド」紙と同様の刺激的な風刺で知られるドイツの「タイタニック」誌のティム・ウォルフ編集長は、同国の放送機関「ドイチェ・ヴェレ」
のインタビューで、同誌はあくまで風刺を続けるつもりであり、それは「ひとつの人権」だと述べている。

ウォルフ氏は、7日の銃撃事件について「この襲撃がイスラム教徒によるものであれば、風刺は一層大きな意味を持つことになる。このような事件が起きた後
では、さらに多くの風刺が掲載されるべきであり、われわれの雑誌もそうするだろう」と語っている。

この記事は、マイケル・カルドロン氏の協力を得て執筆された。


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フランスの風刺雑誌の会社で銃乱射
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