字(あざ) 行政区画上の単位名。「あざな」ともいう。大字、小字に分けられ、小字がいくつかあわさって大字をなす。1888年(明治21)の町村制は、それまでの 村を大字とし、それをいくつか合併して町村とした。小字は一般に地域が狭く、構成する戸数も少なく、冠婚葬祭などの社会生活上の相互扶助、また協同労働 などの基底組織(組、組合)をなすものが多い。なお、近世の検地は大字(村)ごとに行われ、検地帳もまた大字ごとに、かつ地目別(田、畑、屋敷、林=林 畑など)に記されているが、それらの各筆は所在の小字別にまとめて配列されている。 [ 執筆者:浅香幸雄 ] 「字」の関連項目 * 「字」をもっと調べる ウェブで「字 行政区画」を検索 辞書で「字 行政区画」を検索 みんなの知識から「字 行政区画」を検索