* 文字サイズ * > モジもじ文字 モジもじ文字 平野甲賀の「描き文字99」 字游工房と嵯峨本フォントプロジェクト  私たちが普段何気なく読み、書いている文字。そのかたち、意味、使われ方などから、改めて文字の力を考えてみませんか?  本展では、文字を使った個性的な表現を展開しているデザイナーたちの試みを紹介し、三者三様の文字の競演をお楽しみいただきます。  独特な描き文字で数多くの装丁やポスターなどを手がける平野甲賀。多くの書体を開発するタイプデザイン設計士・鳥海修とデザイナー・永原康史を中心に 近世初期の活版印刷に使われた連綿体のフォント化を試みる「字游工房と嵯峨本フォントプロジェクト」。タイポグラフィを基軸にデザインワークや映像制作 も手がけ、ワークショップなど多彩に活動する大原大次郎。経歴もタイプも違う三者の、文字による文字の愉しみをご紹介します。 リトグラフに再生した個展「文字の力」を内外で開催した。97年以降、雑誌「本とコンピュータ」アートディレクター。2005年「シアターイワト」を神 楽坂に設立。07年描き文字のフォント「コウガグロテスク06」発売。12年「スタジオイワト」を西神田に設立。 ■字游工房と嵯峨本フォントプロジェクト 嵯峨本とは、日本近世初期に出版された古活字本。このプロジェクトは、嵯峨本の活字をデジタルフォント化するもので、本展では『伊勢物語』一段と九段よ か、文字のZINEシリーズ『MOZIN』の発行、フィールドワーク「文字採集」、国内外でのワークショップ、展示、レクチャーなどの活動を展開する。 字游工房と嵯峨本フォントプロジェクト『伊勢物語』第九段(改刻)