
【インタビュー】ウェイン・ルーニー「ゴールを奪うのはいつだって最高の気分」
投稿日時:2011年10月18日 19:45
プレミアリーグ、いやヨーロッパで、今、最も“旬”なストライカー、それはウェイン・ルーニーをおいて他にいない。ユーロ予選での退場劇で多少のケチはついたものの、単なる(ではもちろんないが)点取り屋として以上に多彩な能力を見せるエースは、今まさに、キャリア最高の時期を送っている。
9月24日、ストークの本拠地ブリタニア・スタジアムに乗り込んだマンチェスター・ユナイテッドは、先制しながら追いつかれる悔いの残る試合展開で開幕6連勝を逃した。連勝街道を走っていたそれまでの試合と違ったのは、ピッチ上にウェイン・ルーニーの姿がなかったこと。連勝中は無敵とも思えた昨シーズン王者は、エースを欠いて明らかにそれまでの躍動感を失っていた。
今シーズンのルーニーの存在感は際立っている。ウェスト・ブロムウィッチ 戦での開幕ゴールを皮切りに、5試合で9得点の大爆発。序盤戦最大の大一番となったアーセナル戦では、鮮やかなFK2発とPKでハットトリックを達成し、 8-2という歴史的大勝に貢献した。さらに、続くボルトン戦では2試合連続となるハットトリックをマーク。チャンスボールがすべて彼の元に吸い寄せられているのではないかと錯覚するほど、今のルーニーには“ゴールの匂い”が漂っている。
もちろん、彼の貢献は得点だけにとどまらない。周囲を自在に操る絶妙なゲームメーク、相手マークを引き付けるおとりの動き、前線からの精力的なプレス……。ルーニーのプレーの多彩ぶりは従来のストライカーの範疇を明らかに超越している。
昨シーズン前半、ルーニーは極度の不振に陥っていた。南アフリカ・ワールドカップの失意と疲労、度重なるけがやクラブとの契約問題……。ピッチ内外に問題を抱えていたエースは数カ月にわたって沈黙した。当時は彼自身、「もうベストな状態を取り戻せないんじゃないか」と大きな不安にかられていたという。
それでもルーニーは、不振に陥る以前よりもたくましさと強さを増して戻ってきた。目下、絶好調のストライカーが、他の誰かに主役の座を譲ることはないはずだ。
今シーズンはチームも君自身も最高のスタートを切った。好調の理由は何だろう?
ルーニー 確かに今は調子が良くて、チームの全員が心からサッカーを楽しめてるって感じだ。個人的な好調の要因を言えば、オフに丸5週間も休みを取れたってことだろ うな。プロ選手は本来、休暇中もある程度体を動かすもんなんだけど、この夏は本当に何もしなかった。でも、それが俺にとってはプラスに働いた。完全にリフ レッシュできたってわけさ。おかげでプレシーズンでは良い準備ができたし、最高のスタートを切ることもできた。今の俺はすごく充実しているよ。
自主トレを一切せずにプレシーズンに臨んだってこと?
ルーニー ランニングもウェイトトレーニングも全くしなかった(笑)。ただ、俺はトレーニングをしないとすぐに太っちゃうタイプだから、食事には気を配ったけどね。 おかげで、バカンスから戻った時も体重が少し増えていた程度で済んだ。サマーキャンプに入って体を動かしたら、すぐにベスト体重に戻ったよ。
メンタル面についても何か変化はあったのかな?
ルーニー 昨シーズンの俺は「もっとやれるはずなのに」と、自分自身の出来にストレスをためていた。練習も試合も必死にやっているのに、なぜか結果が出ない。マジで悔しかったよ。正直に言うと、俺はすぐに自分を信じられなくなったり、もうベストの状態を取り戻せないんじゃないかって不安になったりする性分なんだ。だから今は、ベストの自分を取り戻せたことにホッとしているところさ。
昨シーズン、プレミアリーグでの君のゴール数は11だった。それが今シーズンは既に9ゴールも決めている(10月17日時点)。ゴールが増えた要因は何だろう?
ルーニー そもそも、昨シーズンが普通じゃなかったんだ。特に前半戦はケガが重なって欠場が多かったし、1月までは本格的にプレーできなかった。チームに貢献できたのも年明け以降だったからね。でも、今シーズンの俺は違う。ベストの状態を取り戻そうと必死にトレーニングした結果、その努力が実を結んだんだ。
今の調子をシーズンの最後まで維持できるかな?
ルーニー さすがに毎試合、ベストプレーを見せるのは難しいかもしれない。でも、調子が悪い時の対処は以前よりもうまくなったと思う。昔と比べて、調子が悪い日でもそれなりのプレーができるようになってきたんだ。長いシーズンの中では調子を落とす時期もあると思うけど、昨シーズンの経験があるから慌てずに対処できる。何試合か無得点が続いたとしても、必要以上に構えず、普段通りにプレーを続ける。そうすれば、またベストの自分を取り戻せるって分かっているからね。

ストライカーとしてプレーする面白さはどこにあると思う?
ルーニー あんまり深く考えたことはないな。俺はサッカーそのものを楽しんでいるだけだからね。ただ、ストライカーの醍醐味と言えばやっぱりゴールだろう。ゴールを奪うのはいつだって最高の気分さ。もっとも、俺としてはチームメートにアシストをしたり、チームのために守備をしたりするのもゴールと同じくらい楽しい。 幸いにも、今はあらゆるプレーがうまくいっている。次の試合が待ち遠しいぐらいにね。
ストライカーとしての自分の最大の特長はどこにあると思う?
ルーニー どこだろう? 自分ではよく分からないな。ただ、俺は常に試合に関わって、できるだけボールに絡んでいたいと思っている。あとは本能に従ってプレーするだけさ。
君のプレースタイルは一般的なストライカーとはかなり違ったものに見えるけど。
ルーニー 確かに、ここ数年でプレースタイルが変わったと言われることもあるけど、自分ではそういう意識はない。これまでやってきた通りのプレーを続けようと頑張っているだけさ。実際のところ、俺のプレーの本質は若い頃とほとんど変わってないんじゃないかな。常にエンジン全開でプレーし、言いたいことは我慢しない。 何か気になることがあれば、相手が誰だろうと遠慮なく意見する。
チームリーダーとしての自覚が出てきたようにも見える。
ルーニー 試合の中で自分の権限が増したとは思う。年齢を重ねて経験を積めば、自然とそうなるものだからね。もちろん、時には我慢ならない事態も起こるけど、自分をコントロールできれば、もっといいプレーができるようになるのは間違いないんだ。
ハビエル・エルナンデスとディミタール・ベルバトフ、パートナーとしてどちらがプレーしやすい?
ルーニー 難しい質問だ。2人は全くタイプが違うからね。ただ、最近はハビエルと一緒にプレーすることが多いから、彼とのコンビのほうが慣れているかな。でも、ベルバトフもチームにとって重要な選手であることに変わりはない。シーズンのどこかで、またスポットライトを浴びるような活躍を見せてくれると信じているよ。 彼はブルガリアの年間最優秀選手に7度も選ばれた国民的英雄だ。素晴らしいFWだと思うよ。
君から見てエルナンデスはどんな選手かな?
ルーニー ハビエルはまだ若いし、ユナイテッドの一員になったばかりだ。正直、1年目からあんなに出番があるとは思ってなかったよ。でも、実際には少ないチャンスを生かして、監督に使ってもらえるようになった。監督の期待にゴールで応えたということさ。あいつとコンビを組むのは楽しいし、昨シーズン以上とは言わない までも今シーズンも同じぐらいのゴールを挙げてほしいと期待している。今シーズンは相手から研究されるだろうけど、分かっていても止められないのがワールドクラスの選手だ。たとえ特長をつかんでいたとしても、相手DFは止めるのに苦労するはずだ。
かなりの大絶賛だね。
ルーニー 当然さ。ハビエルは普段からすごくいいやつで、あいつがいるとドレッシングルームの雰囲気も良くなる。通常練習の後、一緒にシュート練習をすることも多いんだけど、ハビエルは「もっとうまくなりたい、成長したい」という意識が強い。ヤツのような選手がいてくれるのは、お互い刺激し合える存在として俺にとっても大きいんだ。ユナイテッドに来てくれて本当に良かったよ。英語もペラペラだし、いつも笑顔で感じがいい。あの性格も本人にとってかなりのプラスになっ ているんじゃないかな。

ところで、子供の頃に憧れていた選手はいる?
ルーニー エヴァートンのストライカーだったダンカン・ファーガソンだね。小さい頃、俺の部屋には枕元のスタンドから壁紙までそれこそ部屋中がエヴァートンのグッズでいっぱいだった。好きな選手のポスターもいろいろと貼ったけど、その中で特に多かったのがファーガソンなんだ。彼の精力的なプレー、常にベストを尽くす姿勢が大好きだった。
ファーガソン以外では?
ルーニー イングランド代表ではポール・ガスコインのプレーをいつも楽しみにしていた。相手をクネクネとかわすドリブルはすごいの一言だったね。今は、ガスコインの愛称だった「GAZZA」になぞらえてか、俺のことを「WAZZA」って呼ぶ人がいるけど、少し変な感じがする。国外の選手で一番好きだったのはディエゴ・マラドーナだ! ビデオで繰り返し彼のプレーを見たけど、本当に魅力的だよ。俺の中では、今も彼が史上最高の選手だ。
この先、プレーヤーとして何を目指していく?
ルーニー とにかくタイトルを取り続けたい。7年前、ユナイテッドと契約したその日から、俺の目標は常にトロフィーを手にすることだった。もちろん、実際にいくつか のトロフィーを獲得した今もその気持ちは変わってないよ。もっとも、まだキャリアの途中だから、自分がいくつタイトルを手にしたかとか、そういうことは特に意識していない。目の前のゲームに集中して、取れるだけトロフィーを取ろうと考えている。キャリアを振り返るのは、引退してからでも遅くないからね。
じゃあ、自分のプレーで伸ばしたい部分はある?
ルーニー 選手は何歳になっても成長できるものだし、俺も常に努力を続けている。改善が必要だと思う部分はもちろん、うまくやれているプレーでも、もっと良くなるんじゃないかって日々磨きを掛けているんだ。自分の目標のため、そしてユナイテッドが勝ち続けるためにも更に成長したいね。
◇アーセナル戦で爆発
・マンU、ルーニーの3ゴールなど8得点でアーセナルに歴史的大勝
◇ユーロ予選で退場処分
・ルーニー、3試合出場停止でユーロ本戦グループリーグを欠場へ
・3試合出場停止のルーニーは代表から外すべき? 母国で議論勃発
◇父親に賭博詐欺
・父親と叔父が逮捕されたルーニー
◇メッシとの比較も
・メッシとルーニー、現代サッカーが生んだ2人の“ニュータイプ”
インタビュー協力=デイヴィッド・マクドネル 翻訳=栗原正夫 写真=フォトスポーツ
9月24日、ストークの本拠地ブリタニア・スタジアムに乗り込んだマンチェスター・ユナイテッドは、先制しながら追いつかれる悔いの残る試合展開で開幕6連勝を逃した。連勝街道を走っていたそれまでの試合と違ったのは、ピッチ上にウェイン・ルーニーの姿がなかったこと。連勝中は無敵とも思えた昨シーズン王者は、エースを欠いて明らかにそれまでの躍動感を失っていた。
今シーズンのルーニーの存在感は際立っている。ウェスト・ブロムウィッチ 戦での開幕ゴールを皮切りに、5試合で9得点の大爆発。序盤戦最大の大一番となったアーセナル戦では、鮮やかなFK2発とPKでハットトリックを達成し、 8-2という歴史的大勝に貢献した。さらに、続くボルトン戦では2試合連続となるハットトリックをマーク。チャンスボールがすべて彼の元に吸い寄せられているのではないかと錯覚するほど、今のルーニーには“ゴールの匂い”が漂っている。
もちろん、彼の貢献は得点だけにとどまらない。周囲を自在に操る絶妙なゲームメーク、相手マークを引き付けるおとりの動き、前線からの精力的なプレス……。ルーニーのプレーの多彩ぶりは従来のストライカーの範疇を明らかに超越している。
昨シーズン前半、ルーニーは極度の不振に陥っていた。南アフリカ・ワールドカップの失意と疲労、度重なるけがやクラブとの契約問題……。ピッチ内外に問題を抱えていたエースは数カ月にわたって沈黙した。当時は彼自身、「もうベストな状態を取り戻せないんじゃないか」と大きな不安にかられていたという。
それでもルーニーは、不振に陥る以前よりもたくましさと強さを増して戻ってきた。目下、絶好調のストライカーが、他の誰かに主役の座を譲ることはないはずだ。
ベストの自分に戻れてホッとしている。
ルーニー 確かに今は調子が良くて、チームの全員が心からサッカーを楽しめてるって感じだ。個人的な好調の要因を言えば、オフに丸5週間も休みを取れたってことだろ うな。プロ選手は本来、休暇中もある程度体を動かすもんなんだけど、この夏は本当に何もしなかった。でも、それが俺にとってはプラスに働いた。完全にリフ レッシュできたってわけさ。おかげでプレシーズンでは良い準備ができたし、最高のスタートを切ることもできた。今の俺はすごく充実しているよ。
自主トレを一切せずにプレシーズンに臨んだってこと?
ルーニー ランニングもウェイトトレーニングも全くしなかった(笑)。ただ、俺はトレーニングをしないとすぐに太っちゃうタイプだから、食事には気を配ったけどね。 おかげで、バカンスから戻った時も体重が少し増えていた程度で済んだ。サマーキャンプに入って体を動かしたら、すぐにベスト体重に戻ったよ。
メンタル面についても何か変化はあったのかな?
ルーニー 昨シーズンの俺は「もっとやれるはずなのに」と、自分自身の出来にストレスをためていた。練習も試合も必死にやっているのに、なぜか結果が出ない。マジで悔しかったよ。正直に言うと、俺はすぐに自分を信じられなくなったり、もうベストの状態を取り戻せないんじゃないかって不安になったりする性分なんだ。だから今は、ベストの自分を取り戻せたことにホッとしているところさ。
昨シーズン、プレミアリーグでの君のゴール数は11だった。それが今シーズンは既に9ゴールも決めている(10月17日時点)。ゴールが増えた要因は何だろう?
ルーニー そもそも、昨シーズンが普通じゃなかったんだ。特に前半戦はケガが重なって欠場が多かったし、1月までは本格的にプレーできなかった。チームに貢献できたのも年明け以降だったからね。でも、今シーズンの俺は違う。ベストの状態を取り戻そうと必死にトレーニングした結果、その努力が実を結んだんだ。
今の調子をシーズンの最後まで維持できるかな?
ルーニー さすがに毎試合、ベストプレーを見せるのは難しいかもしれない。でも、調子が悪い時の対処は以前よりもうまくなったと思う。昔と比べて、調子が悪い日でもそれなりのプレーができるようになってきたんだ。長いシーズンの中では調子を落とす時期もあると思うけど、昨シーズンの経験があるから慌てずに対処できる。何試合か無得点が続いたとしても、必要以上に構えず、普段通りにプレーを続ける。そうすれば、またベストの自分を取り戻せるって分かっているからね。
スタイルが変わった?そういう意識はない。

ストライカーとしてプレーする面白さはどこにあると思う?
ルーニー あんまり深く考えたことはないな。俺はサッカーそのものを楽しんでいるだけだからね。ただ、ストライカーの醍醐味と言えばやっぱりゴールだろう。ゴールを奪うのはいつだって最高の気分さ。もっとも、俺としてはチームメートにアシストをしたり、チームのために守備をしたりするのもゴールと同じくらい楽しい。 幸いにも、今はあらゆるプレーがうまくいっている。次の試合が待ち遠しいぐらいにね。
ストライカーとしての自分の最大の特長はどこにあると思う?
ルーニー どこだろう? 自分ではよく分からないな。ただ、俺は常に試合に関わって、できるだけボールに絡んでいたいと思っている。あとは本能に従ってプレーするだけさ。
君のプレースタイルは一般的なストライカーとはかなり違ったものに見えるけど。
ルーニー 確かに、ここ数年でプレースタイルが変わったと言われることもあるけど、自分ではそういう意識はない。これまでやってきた通りのプレーを続けようと頑張っているだけさ。実際のところ、俺のプレーの本質は若い頃とほとんど変わってないんじゃないかな。常にエンジン全開でプレーし、言いたいことは我慢しない。 何か気になることがあれば、相手が誰だろうと遠慮なく意見する。
チームリーダーとしての自覚が出てきたようにも見える。
ルーニー 試合の中で自分の権限が増したとは思う。年齢を重ねて経験を積めば、自然とそうなるものだからね。もちろん、時には我慢ならない事態も起こるけど、自分をコントロールできれば、もっといいプレーができるようになるのは間違いないんだ。
ハビエル・エルナンデスとディミタール・ベルバトフ、パートナーとしてどちらがプレーしやすい?
ルーニー 難しい質問だ。2人は全くタイプが違うからね。ただ、最近はハビエルと一緒にプレーすることが多いから、彼とのコンビのほうが慣れているかな。でも、ベルバトフもチームにとって重要な選手であることに変わりはない。シーズンのどこかで、またスポットライトを浴びるような活躍を見せてくれると信じているよ。 彼はブルガリアの年間最優秀選手に7度も選ばれた国民的英雄だ。素晴らしいFWだと思うよ。
君から見てエルナンデスはどんな選手かな?
ルーニー ハビエルはまだ若いし、ユナイテッドの一員になったばかりだ。正直、1年目からあんなに出番があるとは思ってなかったよ。でも、実際には少ないチャンスを生かして、監督に使ってもらえるようになった。監督の期待にゴールで応えたということさ。あいつとコンビを組むのは楽しいし、昨シーズン以上とは言わない までも今シーズンも同じぐらいのゴールを挙げてほしいと期待している。今シーズンは相手から研究されるだろうけど、分かっていても止められないのがワールドクラスの選手だ。たとえ特長をつかんでいたとしても、相手DFは止めるのに苦労するはずだ。
かなりの大絶賛だね。
ルーニー 当然さ。ハビエルは普段からすごくいいやつで、あいつがいるとドレッシングルームの雰囲気も良くなる。通常練習の後、一緒にシュート練習をすることも多いんだけど、ハビエルは「もっとうまくなりたい、成長したい」という意識が強い。ヤツのような選手がいてくれるのは、お互い刺激し合える存在として俺にとっても大きいんだ。ユナイテッドに来てくれて本当に良かったよ。英語もペラペラだし、いつも笑顔で感じがいい。あの性格も本人にとってかなりのプラスになっ ているんじゃないかな。
選手は何歳になっても成長できるもの。

ところで、子供の頃に憧れていた選手はいる?
ルーニー エヴァートンのストライカーだったダンカン・ファーガソンだね。小さい頃、俺の部屋には枕元のスタンドから壁紙までそれこそ部屋中がエヴァートンのグッズでいっぱいだった。好きな選手のポスターもいろいろと貼ったけど、その中で特に多かったのがファーガソンなんだ。彼の精力的なプレー、常にベストを尽くす姿勢が大好きだった。
ファーガソン以外では?
ルーニー イングランド代表ではポール・ガスコインのプレーをいつも楽しみにしていた。相手をクネクネとかわすドリブルはすごいの一言だったね。今は、ガスコインの愛称だった「GAZZA」になぞらえてか、俺のことを「WAZZA」って呼ぶ人がいるけど、少し変な感じがする。国外の選手で一番好きだったのはディエゴ・マラドーナだ! ビデオで繰り返し彼のプレーを見たけど、本当に魅力的だよ。俺の中では、今も彼が史上最高の選手だ。
この先、プレーヤーとして何を目指していく?
ルーニー とにかくタイトルを取り続けたい。7年前、ユナイテッドと契約したその日から、俺の目標は常にトロフィーを手にすることだった。もちろん、実際にいくつか のトロフィーを獲得した今もその気持ちは変わってないよ。もっとも、まだキャリアの途中だから、自分がいくつタイトルを手にしたかとか、そういうことは特に意識していない。目の前のゲームに集中して、取れるだけトロフィーを取ろうと考えている。キャリアを振り返るのは、引退してからでも遅くないからね。
じゃあ、自分のプレーで伸ばしたい部分はある?
ルーニー 選手は何歳になっても成長できるものだし、俺も常に努力を続けている。改善が必要だと思う部分はもちろん、うまくやれているプレーでも、もっと良くなるんじゃないかって日々磨きを掛けているんだ。自分の目標のため、そしてユナイテッドが勝ち続けるためにも更に成長したいね。
◇アーセナル戦で爆発
・マンU、ルーニーの3ゴールなど8得点でアーセナルに歴史的大勝
◇ユーロ予選で退場処分
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・父親と叔父が逮捕されたルーニー
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【浅野祐介@asasukeno】1976年生まれ。『STREET JACK』、『Men's JOKER』でファッション誌の編集を5年。その後、『WORLD SOCCER KING』の副編集長を経て、『SOCCER KING(@SoccerKingJP)』の編集長に就任。『SOCCER GAME KING』ではCover&Cover Interviewページを担当。
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