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2008年6月25日

小難しい上司との接し方 By クレイグ・カークウッド氏

毎朝地元のTully’s Caféでコーヒーを飲みながら、行きかう人を眺めている。ちょうど9時前後の時間帯である。彼らは、駅を出て、通りを走っていく。行きかう人や車を巧み にかわしながら、急いで職場へ向かう。きっと東京のどこの駅でも見かける光景だろう。

皆、遅刻しそうになっているのだと思う。遅刻の理由は、数限りなくあるのだと想像できるけれど、コーヒーをすすりながらその様子 を眺めていると、どうして彼らは走って時間通りに出社しなければいけないのかと考えてしまう。会議、プロジェクトの締め切り、タイムレコーダーへの出社記 録、それとも毎朝顔を合わせないといけない小難しい上司だろうか?私が思うに、大概それは上司に違いない。

アキラが時間通りに出社したとしても、その無言の態度は一向に改善しない。。。

私が教えるDale Carnegieの授業で、生徒のアキラが一度だけ彼の上司について教えてくれた。その上司は、彼が遅刻するたびに、一言も喋らずに彼を扱うという。冷た い視線で彼を一瞥すると、彼を一日中冷たくあしらう。アキラが時間通りに出社したとしても、その無言の態度は一向に改善しない。その上司は寡黙なタイプ で、部下に何でも考えさせるという。常に自分の胸の中にすべてを押し込め、締め切りを守らせたり、緊急の用事の時だけ、部下とコミュニケーションを取った りするのだ。アキラは積極的に行動すると決意した。彼自身、仕事、同僚、そして会社が好きなのだ。ただ、その上司が少しでも人間らしさを持っていてくれれ ば、物事はほぼ完璧に進むと彼は感じている。

アキラは、毎朝上司にフレンドリーに挨拶するようにした。いつもの冷たい視線や冷遇を受けても、アキラは諦めなかった。彼は、常にちょっとした話題 から会話を始めて、上司が興味を持ちそうな話題へ徐々に移っていくよう工夫した。それを続けていくと、少しずつではあるけれど、上司の態度が徐々に良く なっていった。ある日、いつもとは違い、たわいのない会話に上司が好意的に反応するようになったのだ。

何が起きたのだろうか?ある時、アキラは、都内で見つけた九州ラーメンのお店の話を上司にした。その味が東京で食べたラーメン屋の中で一番美味し かったと伝えたのだ。すると、その上司は九州出身で、ラーメンが大好きだということがわかり、そのお店についてもっと知りたいと言い出したのだった。少し ずつ、時々ではあるけれど、上司はアキラを単なる部下の一人ではなく、ちょっとした会話を交わす相手として見るようなった。

ヨウコという生徒も常に忙しくしているアメリカ人上司と同じような経験をしていた。その上司は忙し過ぎるあまり、ヨウコはプロジェクトへのフィード バックや承認を取る時間するもなかったほどだった。上司が彼女に連絡を取る場合は大抵、彼女が仕事で失敗をしたときだった。彼女は、上司に一人で仕事が出 来ること、彼と一緒に働くことが出来ることを示したいと思っていた。

ヨウコは、週一回の5分間ミーティングを上司と行うことにした。これにより、未決済のプロジェクトに関して状況確認をしたり、彼女の仕事に関わる質 問を出来るようになったりしたのだ。ヨウコは、ミーティングの前に質問リストを作り、前もって準備を出来るようにし、話の間も何度も上司に確認を取る必要 のないようにメモを取るようにしたという。ミーティングは、最終的には30分間のプロジェクト評価の時間となり、上司は彼女と仕事の話をするために特別に 時間を作るようになった。

毎朝コーヒーを飲みながら彼らの話を思い出すと、普段の生活の中で、自分の思い通りにならない人々と私たちは日々接しなければならいのだと思うよう になった。説得する必要がある相手が自分の上司だとしたら、状況は悪くなるばかりである。もし良いアイデアを思いついたり、自分がきちんと仕事をしている のに、誰も気にしてくれなかったり、話も聞いてくれなかったら、誰だってストレスが溜まるものだ。

心を開きにくい人と付き合おうとするときに役に立つ方法を以下に紹介しよう。

まずはフレンドリーに:上司と会話をするようにして、自分の考えを言うのに適切な時間がどうかを確認する。上司が興味を持ちそうな話題を中心に会話する。

上司を理解する:もし以前に上司に自分の考えを伝えようとした経験があれば、あてがどのように反応するかが予測できるはず。予測される相手の反応と伝えようとする自分の考えを整理する。

批判しない:もし上司が考え付いたアイデアを仕事として与えられても、あなたが少しでもそれに変更を加えようとすれば、ネガティブに捉えられるかも しれない。だから、他に良いアイデアがあったとしても、上司に敬意を示すこと。例えば、「頂いた仕事に取り組んでみたら、もっと良い仕事が出来るのではな いかと思うようになりました」と言ってみたり。

上司の立場になって考える:自分が上司だとしたら、どうしそのように考えるのか?上司にとって何か価値があることなのだろうか?などと考える。

常にプロ意識を:上司と関係を築くときは、常に冷静に。そうでないと、自分が何か必要なときだけ上司と話す人間だと思われてしまいます。

こんなことを考えていたら、私も遅刻しそうです!でも、幸いにも私は「上司」でした!

The writer is president, Dale Carnegie Training® Japan (www.dale-carnegie.co.jp)

上司, コミュニケーションをとる, デール カーネギー, 難しい, ストレス

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  1. コメント:

  2. Sometimes I feel like I’m being a little to hard on my own team….

    From now, I’ll try to look for the cues around the office and tone down my intensity when needed because, although it sounds like a cliche, my employees are my best asset.

    By HR guy in Izumo on 2008年6月25日

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