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2009年2月17日

職場ストレスを管理する

By Jenny Wells, PhD, Clinical Director, TELL Community Counseling Service

人事担当者として、現在組織が直面する収益減少や今までに経験したのことのない諸問題への対処は避けられないものとなっています。人的影響のひとつとしては、人員整理や削減の中、会社に留まる社員への様々なストレスの増加です。ここに、TELL Community Counseling Serviceの Clinical Director、 Jenny Wells氏による個人向けの実践的で役に立つアドバイスがあります。このアドバイスは、ストレスにさらされる個人だけではなく、彼らを理解し、サポートする人事担当者にも応用できるものです。

人生において、誰もがストレスを感じるものです。それは日常生活の一部でもあります。もしストレスを感じることがなければ、人間は何も達成することはできません。しかし、時に私たちが過度なストレスにさらされることも事実です。

ストレスとは?

ストレスという感情は、「ストレッサー」と呼ばれる身体に対するあらゆる要求やプレシャーへの反応です。このストレッサーを感じたとき、私たちの体は、科学的、認知的、そして感情的対応と反応します。これらの対応がストレスの「症状」と呼ばれます。ストレスを感じても、これらすべての症状を自覚することがない場合もあります。重要なことは、あなた自身の身体機能の通常レベルを知ることで、いつストレスを感じ、通常の状態とどのように違うかということです。もし普段から睡眠を沢山とり、食事量が少ないという場合は、この状態が必ずしもあなた自身がストレスを受けているということではありません。通常のあなたとは違う状態が何かを見つけましょう。今現在、家や職場で何か大変な問題を抱えていますか?何か違いを感じますか?周囲の人間があなたに普段とは違う何かを感じていますか?「大丈夫?」と声を掛けられませんか?ストレスを感じたとき、自分にどのような影響が出ているかに気づくのは、必ずしも自分自身ではないかもしれません。

ストレス予防

ストレスの症状

精神状態

  • 悲観的思考
  • 不安/沈思黙考
  • 精神錯乱
  • 記憶障害
  • 集中力欠如

感情的状態

  • 気分の落ち込み
  • 恐怖心
  • 怒り/心的苦痛
  • 欲求不満/苛立ち
  • 罪悪感/羞恥心

行動

  • 社会的引きこもり
  • 無関心
  • 自傷行為
  • 攻撃性
  • 持続的な号泣

身体状態

  • 無気力
  • 衰弱
  • 睡眠の変化
  • 食欲の変化
  • 身体的不調の訴え
  • 病気

精神保健医などの中には、診察と同様に予防が重要であるという考えに疑問を持っている人もいます。通常、私たちは、問題が起こるのを予防するよりは、問題自体に反応するものです。そんな中、日常生活に大きな影響を及ぼすストレスと戦い、予防するためには、何ができるのでしょうか。多くの専門家は、「ワークライフバランス」を指摘しています。つまり、人々の仕事と生活とのバランスのことです。現在では、私たちの日々忙しい生活の中で、私的な生活と仕事は同じように重要視されなければいけないと考えられるようになっています。もちろん、多くの人々は、それを実現することは非常に難しいと考えているのも事実です。しかし、ストレス発生の可能性を低くし、ワークライフバランスを向上する方法は存在します。

ストレスと戦うためのいくつかのルールを仕事の場面で実践してみましょう。例えば、常にランチタイム(もちろんランチミーティングは含まれません!)を取り、大きなイベントの日程との間に間隔を持たせて1週間の計画を立てます。1日に5つの難しいミーティングが予定表に書いてあるのを見るだけで、すぐにストレスの素になるでしょう。もうひとつは、週末をリラックスのために利用することです。決して「週末は家で仕事が片付けられる!」という状態に陥らないようにしましょう。リラックスは必要なものですので、普段の休日をこのために利用しましょう。もし十分な休日が取れない場合も、長めの週末をとるようにしましょう。

人事担当者や人事部長は、職場で様々なバランスの調整を徹底することが可能です。競争的な瞬間で高い要求が求められる場面が私たちの日々生活には存在します。しかし、その代償が自分たちの職場で大きい場合、本当に価値があるものでしょうか。

ストレスを感じたら、何をしたらいい?

専門家が主張する通り、早めの診察が何よりも重要です。診察が必要な状態を自覚するには、自分自身のストレスシグナルが何かを知ることです。つまり、ストレスを感じたら、あなたの体に何が起こるのか?ということです。これらの変化に敏感になり、早い段階でそれに気づくことで、自分のストレスを効果的に管理することができます。さらに、行動を起こすことの重要性にも気づきます。「今ストレスを感じている」と自ら言えるようになれば、次にどんなストレス管理を行うべきかの判断を下すことができます。人事担当者として、他者のストレスを察知したり、彼らのワークライフバランスのための配慮はできていますか?

以下のガイドラインはとても有効なアドバイスとなります。どれが自分自身に合うものか選びましょう。友人や家族、専門家に気軽に助けを求めましょう。自分のストレスを感じた経験を話すことで、何が自分の体に必要かを理解する手助けになります。どんなアドバイスも無視してはいけません。すべてを受け入れて、どれが自分に合うストレス対処法かを見極めましょう。ストレスはあなたを支配してしまうこともありますが、対処法次第で自分自身の強い気持ちと回復力を取り戻すことができます。

いつ専門家へ相談したらいい?

ストレス対処のためのアドバイス
  • 運動する
  • 自分の健康に気をつける
  • 時間を効果的に使う
  • 瞑想などのリラクゼーションを行う
  • 不健康なことはしない
  • 自宅に仕事を持ち帰らない
  • 「No」と言えるようになる
  • 物事を先延ばしにしない
  • 笑う!
  • 快眠・快食を心がける
  • 身近な人といる時間を作る
  • 実現できる現実的な目標を持つ

とても難しい問題です。日々忙しく、ストレスの多い生活をしている私たちの社会で、もし何か助けを頼めば、「弱い人間」というレッテルを貼られてしまうかもしれないからです。

この点で、管理職の人間や人事担当者は、大きなサポートとなります。助けを求めることを良しとし、その行為自体を個人の「強さ」の証しとすることです。風邪を引いたら医者に診てもらうように、最終的には専門家へ相談することを勧めましょう。

TELでは、健康的な選択肢を勧めています。周囲の人々に助けを求めることもそのひとつです。カウンセリングは、必ずしも長期間に渡るものではなりません。実際は、カウンセラーと話すことで、ストレスな状況から精神的な開放感を与える助けになります。カウンセリングは、生活の中のストレスを見つめ、それらを管理できるようになることを助けるものです。常にアドバイスを求め、早期の助けを受けることが重要であることを認識しましょう。

さらに詳しいカウンセリング内容を知りたい場合は、 TELL Community Counseling Service (電話:03-3498-0231)までご連絡下さい。現在オフィスで働く人々の間で人気の「Stress Less Workshop」に関するお問い合わせは、clinical.direct@telljp.com までメールでお問い合わせ下さい。

また、英語で匿名の相談が必要な場合は、Tokyo English Life Lineが平日午前9時から午後11時まで電話相談窓口(03-5774-0992)を開設しています。

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