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“デキル人(優秀な人)”と“デキない人(凡人)”

ドア・ツー・ドアで、一軒一軒名刺を配って歩くような飛び込み営業をやらされた時代がありましたが、今は不可能です。セキュリティが厳しくて…

ですから、きちんと電話でアポイントを取ってお邪魔しないと。だから、「営業の原点」である飛込みがもうできなくなりました。

しかし、度胸を付けるために飛び込みをやるってこと自体は、「営業の原点」かも知れませんが、お客様にとってはいい迷惑です。

お客様から聞いたお話ですが、飛び込み営業でも、電話のアポイントでも、「この営業マンだったら会って(話して)もいいかな?」と思うようなこともあるそうです。
そのときの好感度によって、「いいですよ」とも言うこともあるし、「結構です(ダメ)」と言うこともあるそうです。電話1本のスタートから、話している内容だけではなく、声のトーンとか、生き生きした声とかで…。目が合った瞬間、「あ、デキルな」「こいつ、デキそうだな」っていうのがあるそうです。感覚的ですが、これに関しては、あまり狂いがないそうです。

もう一つ。会社生活を辞めてみて私が感じたことですが、デキル優秀な人というのは何事も頭の中がキチンと整理整頓されています。

結局、全部を覚えられないし、全部覚えることなんてできません。
多くの人が、得意分野と不得意な分野を持っています。不得意な分野を、どのようにカバーするか? この辺りがキーのようです。

デキル人は、得意分野と不得意分野が整理・整頓されている様に感じます。
だから、分からないことや知らないこと(不得意分野)があっても、それを誰に聞いたらいいのかが整理されて(分かって)います。これを“人脈”と言うのでしょうか。
また、デキル人は“人柄”も良いので、“人脈”からのレスポンスも早いです。

それが優秀な営業マン(ビジネスマン)のひとつの特徴だと思います。

人の話を聞くときも、「それは知っているよ」という聞き方をしません。「あー、なるほど、そうか、そういう考え方もあるのか」というように何でも肯定的に吸収してやろうと思って聞いています。とても謙虚です。

「知っていますよ…そんなこと」という態度の人、物事を否定的にしか捉えない人は、結果的に伸びていません。

一つのことを○か×かじゃなくて、「なるほど、そういう整理の仕方もあるんだな」と肯定的に吸収して、自分の整理したものの上に付け加えていくようなことを続けると、血となり肉となるんじゃないかと思います。

他人の話を聞く時の態度を観察したら、デキル人デキない人か、凡そ分かります。

2005 10 4 | | コメント(0) | トラックバック(0)

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